2012年12月5日水曜日

すぐに痩せるな。そしてすぐに諦めるな。

2012年12月5日(水)

【ひとこと】
すぐに痩せるな。そしてすぐに諦めるな。

【感想】
私が最近心がけている事は、「すぐに成果を実感させない事」です。

たとえ話をするとわかりやすいでしょう。

「2ヶ月で10キロ痩せました!」というのは「粉飾決算」のようなもの。会計事務所が数字を組み替えるのが朝飯前なのと同様に、フィットネスジムが体重を落とさせる事は容易な事です。「強度の筋トレと厳しい食事制限」が待っています。でもこんな事をしても何の意味があるのでしょうか?待っているのは企業なら「上場廃止」、ダイエッターなら「リバウンド」です。例外もあります。ちょうどその人が痩べき時期にジムに入ってきた場合。この人はどのジムに行こうが痩せます。それはただのタイミングの問題です。

何が言いたいかというと、「短期的な成果」に目標を定める事自体が間違いを導きやすいと言う事です。

ダイエットや筋力アップは「1年」というスパンで見ていくのが最適です。1年後に目標の体型になっていたなら成功です。たとえ1ヶ月で目標の体型になっても、1年後にリバウンドしていたら意味が無いでしょう。

ただ実際問題、2ヶ月で10キロ痩せたらお客様は喜ぶし、逆に1キロ太っていたらお客様はジムを辞めてしまうかも知れない。1年後の姿が大事だと言っても理解してくれないかもしれない。それが怖いからついつい「短期間での成果」を保証するジムやサプリメントが横行する。(短期間なら何とか顧客を騙せるからだ。)もしリバウンドしても「強度の筋トレと厳しい食事制限を守れなかったあなたが悪い」といって済ませる事が出来る。

じゃあどうしたら良いのかというと、それは「顧客との対話」以外に無いだろう。

トレーニングや食事管理よりも、「顧客とどれだけ多く対話出来るか」が実は大事で、本当に正しい事は何か、正しい事を実行して成果を出す為にどんな心構えが必要か、などそういった「知識や考え方」を浸透させる事が「本当に正しいダイエットの指導方法」だと確信している。

あなたも時間をかけてゆっくりと、だけど確実に変わってみませんか?

0 件のコメント:

コメントを投稿